さて、受験勉強で最も陥りがちなミスは、現代文の受験対策(勉強)にかける時間を少なくすること。
当然、科目ごとの配点の割合、例えば、英語が他の教科に比べ1.5倍、2倍といったケースでは、その科目に時間をかけるのは戦略として重要です。しかし、現代文は精神的に勉強しなくても、ないしは、勉強の仕方がわからないといったことで時間を割くことを敬遠する傾向があります。
なぜならば、日本人だから現代文はほぼ読める。英語は読解の訓練をしないと読めない。だから、読めない英語に時間をかけて、現代文にはなんとなく時間をかける意味がないといった誤った認識です。
勉強でなく、実は、試験対策なのです。
現代文の受験対策にはコツがあるのです。このコツをマスターすることで飛躍的に成果が上がります。
基本的な勉強法、実は簡単で、最低30分は現代文の勉強に充てること。
何をしたらいいのか? 現代文の読解参考書を買ってみても成果があがっているのか?実感がつかめない。だから、違う科目に時間をといった態度になりがちです。30分は勉強しましょう。
センター試験の10年分、追試も含めて約20回分を勉強します。1題に30分、4日間かけて読んでください。3か月かかります。
その際、1題の文章を30分かけて読んでください。1回目は、読めない漢字、書けない漢字にはマーカーチェック。読めるまで、書けるまで、そして、意味が分からない言葉は意味を調べて暗記する。内容はその次です。おおよそ2回は読みましょう。2日目、ゆっくり5回は読みましょう。3日目、ここで初めて問題を解き始めます。始める前に3回は文章を読んでください。4日目答え合わせをしながら、文章を再度1回、問題文をすべて5回は読みましょう(これ重要)。問題文も文章と同じように、わからない言葉がでたら調べる。また、漢字も読めない、書けないものはすべてマスターしましょう。この繰り返しです。
次回は、もう少し突っ込んだ対策、勉強法の続きです。